民間ロケット失敗、打ち上げ後に炎上

 実業家の堀江貴文氏が創業に携わったロケット開発スタートアップのインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)は30日午前5時30分、観測ロケット「MOMO(モモ)」2号機を同町の実験施設から打ち上げたが、発射直後に機体が炎上し、失敗した。けが人はない。2017年7月の初号機に続き連続の失敗で、民間企業単独でのロケット開発の難しさが露呈した。

 

 打ち上げに失敗したインターステラテクノロジズの観測ロケット「MOMO」2号機(30日午前、北海道大樹町)

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打ち上げに失敗したインターステラテクノロジズの観測ロケット「MOMO」2号機(30日午前、北海道大樹町)

 

 打ち上げ時刻にロケットは一旦打ち上がったが、数秒後にエンジンが停止し落下し炎上。轟音(ごうおん)と共に真っ赤な火柱が立ち上った。打ち上げは失敗した。稲川貴大社長ら約20人は、射場から約650メートル離れた指令所で打ち上げを指揮しており、けがはなかった。午前6時現在、安全確保を最優先に作業を続けている。